ヨーロッパの一流イラストレータ イタリア、フランス、ベルギー、ドイツで活躍中のアーティストを紹介
   
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人気イラストレーターが描いた、音楽絵本+CD

| 2013年09月06日 10:42 | 吉村正臣 |

01 la flute

タイトル:La Flûte enchantée(「魔笛」)+CD  絵:Maria Battaglia(マリア・バッタリア) 原作:W.A.モーツァルト  言語:フランス語

モーツァルト最後のオペラ作品「魔笛」を、絵と音でお楽しみいただけます。イラストレーターは、音楽に造詣が深いマリア・バッタリア(イタリア)。2000年、彼女はこの作品で、イタリア・アンデルセン賞を受賞しました。CDはデヴィッド・ジョセフォヴィッツ指揮・南ドイツフィルハーモニー管弦楽団の演奏で、第1幕と第2幕から各3曲、計6曲が収められています。

02 In viaggio

タイトル:In viaggio con Wolfgang-La storia di Mozart bambino+CD (ヴォルフガングとの旅-子どものころのモーツァルト)  絵:Mauro Evangelista(マウロ・エヴァンジェリスタ) 文:キアラ・カルミナーティ   言語:イタリア語

モーツァルト幼少の物語。誕生から音楽の才能を発揮し、世に出るまでを描いています。イラストはマウロ・エヴァンジェリスタ(イタリア)。マチェラータの美術アカデミーで学び、イラストレーターとして活躍する一方、母校の教授として後進を指導。先日ご紹介したMarco Somàさんも、彼のもとで学びました。(http://www.mauroevangelista.it/) CDはロイヤルフィルハーモニー管弦楽団の演奏で、モーツァルトの代表曲が収められています。

03 Gilles1

タイトル:Gilles-La musique au temps du Roi-Soleil+CD (ジル 太陽王・ルイ14世時代の音楽)  絵:Aurélia Fronty(オーレリア・フロンティ) 文:ジャン=ポール・デプラ  言語:フランス語

少年合唱団のジルが、ベルサイユ宮殿で演奏する音楽家になるまでを描きながら、ルイ14世時代のフランス音楽を解説しています。オーレリア・フロンティ(フランス)が、描きました。美術学校で学んだのち、国民的デザイナー、クリスチャン・ラクロワのアトリエに入ります。その後独立し、テキスタイルデザイナー、イラストレーターとして活動を開始。彼女の絵本は出版のたびに、メディアに取り上げられています。

04  SCHUBERT1

タイトル:SCHUBERT Franz(シューベルト)+CD  絵:Charlotte Voake(シャーロットヴォーク 文:ポール・デュ・ブーシェ  言語:フランス語

日本でも絵本が出版されている英国のイラストレーター、シャーロットヴォークの絵と、写真や絵画で構成されたシューベルトのお話です。父親に音楽のてほどきを受け、みるみるうちに上達し、15歳になると作曲に専念。音楽にささげた短い生涯が描かれます。歌曲「ます」や交響曲第7番「未完成」など、彼の代表曲の紹介もあります。

05 Le Lac

タイトル:Le Lac des Cygnes(白鳥の湖)+CD  絵:Carlos Nine(カルロス・ニーネ 原作:P.I.チャイコフスキー  言語:フランス語

アルゼンチン出身のイラストレーターで、劇画作家としても知られるカルロス・ニーネ。2001アングレーム国際漫画祭で最優秀賞(外国語作品部門)を受賞し、日本でもファンは多いようです。(http://www.carlosnine.com/)チャイコフスキーのバレエ音楽「白鳥の湖」も、彼の手にかかればグッとドラマチックに見えてきます。

06 A pas de velours1

タイトル:À pas de velours 28 berceuses(おやすみ 28の子守歌)+CD  絵:イザベル・シャトラー、ステファン・ジレル 言語:フランス語

イザベル・シャトラーは、ブラティスラヴァ世界絵本原画展、ボローニャ・ラガッツィ賞を受賞歴があるフランスを代表するイラストレーター。ステファン・ジゼルも国内外で多くの本を出版しています。実生活でもカップルであるふたりのイラストレーターが、フランスで今も知られる子守歌を紹介します。

イラスト・ユーロ絵本ショップは:http://illust-euro.ocnk.net/