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美しい色彩、絵の具と筆と、コラージュ

| 2003年11月13日 18:25 | 吉村正臣 |

Edmée Cannard(フランス)
エドメ・キャナール

「Mademoiselle parapluie」
マドモアゼル・パラプリュイ

ed1 フランス語

単純化された、美しい絵です。特に色彩がキレイ、気分が晴れやかになります。
技法の工夫があります。画面はコラージュでしょう、オレンジ色の紙、ピンクの紙、濃いグリーンの紙など、それぞれ分けて絵の具を塗って作り、その紙を切り、張り合わせて、一点の絵に仕上げているようです。
例えば、オレンジ色の紙を仕上げる際、絵の具を厚塗りし、下塗りの色が見えるように、深みのある表面に仕上げています。切り張りしているため、色と色がにじみあったりせず、濃厚なマティエールのある画面ながら、非常に単純な構成が、さわやかさを生んでいます。使う紙として、ところどころに、格子線の入った計算用紙のようなものを使っているのも、この絵のアクセントになり、「今風」になっています。絵の具、筆の使い方がしっかりした作家です。
顔、風景、動物などのデフォルメも楽しい。
表紙のサブタイトルか、本文が始まっているのか表紙に「Chanson d’amour et de vent」と書かれています「歌と風の愛」ということでしょうか、愛の詩の絵本なのでしょう。

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「monsieur p’tit sou」
ed-a1 フランス語

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