ヨーロッパの一流イラストレータ イタリア、フランス、ベルギー、ドイツで活躍中のアーティストを紹介
   
 

不思議な絵 ドイツ語とフランス語

| 2004年10月15日 15:52 | 吉村正臣 |

ERIC VEILLÉ (フランス)
エリック・ヴェイエ

「LA POÉSIE ALLEMANDE」
ドイツの詩

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突然、これは何だ…と手にしました。絵本は、普通楽しいものだし、きれいなものです。一般に、絵と文章で物語が説明され、絵だって何が描かれているか、よほどのものでもおおよその意味は分かります。しかしこれは、意味がよくわからない。抽象画に近いのです。
コラージで作られたイラストレーション。事物の形は何かしらわかりますが、大胆に変造されています。形の意味性を追求する必要はないのでしょう。見て、オモシロイ(このオモシロイという言葉も難しい)、何だろうとつい見込んでしまう、なにかしらいいな、と思うところがある…、拒否しがたいよさがあります。詩の本ですから、詩から受けるイメージを、自由に広げてコラージュ手法で、作り上げたのでしょうか。抽象画を見ているように、よくわからないのですが、しかし、しっかりとした、美しくよい作品だと思いました。このような作品も、取り上げておきたい。
作者のエリック・ヴェイエは、1975年生まれ、フランス人。パリで応用美術を学び、2年間カンボジアを旅行。突然、マンガを描きはじめ、マンガとイラストレーションの道を歩んでいるようです。

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