ヨーロッパの一流イラストレータ イタリア、フランス、ベルギー、ドイツで活躍中のアーティストを紹介
   
 

フランスのイラストレーターが参加しました。

| 2005年12月17日 18:03 | 吉村正臣 |

● Muriel Kerba ミュリエル・ケルバさんです。(女性・フランス)

今年の夏に、パリの絵本屋さんで見つけた作家です。たくさん並んでいる絵本の中で、デフォルメされた奇妙な人物や風景、また色彩が、他を圧していたのです。アバンギャルドだったというか。
「絵」の約束事にとらわれず、与えられたテーマを感じるままに描いています。頭からわき出てくるイメージを躊躇なく、描き出しているという活発さが、他の作家を圧するエネルギーになっているのでしょう。

彼女に他の作品を送るよう頼むと、新作絵本と作品を送られてきました。
さらに大胆にデフォルメした女性が描かれた表紙で驚かされました。洋服の模様が、とてもしゃれています。和紙のような繊維の紙をコラージュして使って、単 純さの中に、深い色合いを出しています。作品集のなかでは、単純に描いてあるものは、日本の方々にも十分評価していただけると思いました。
大きな受賞歴はないようですが、コンスタントに持続した絵が描ける、また特徴である色彩やデフォルメが常に崩れることなく表現できているということからイラスト・ユーロの仲間になっていただきました。将来に期待ができる作家だと思います。

1994年ESAG(グラフィックアート学院)卒業。イラスト理論を学ぶ。卒業後5年間、出版分野でグラフィック・デザイナーとして活動。1999年、イラストレーターの道へ。新聞・雑誌に定期的に作品を提供するほか、フランスの有名出版社から絵本を出版。

<出版物>
「 Le miroir de Madame Edouard」
「Marabout et bout de sorci re」
「Billy and Rose」
「Monsieur Coco Picostrllame a disparu !」
「On m’a vol mes couleurs !」  他