ヨーロッパの一流イラストレータ イタリア、フランス、ベルギー、ドイツで活躍中のアーティストを紹介
   
 

たいへん優秀なイラストレーター、東洋的と思います。

| 2010年10月01日 11:20 | 吉村正臣 |

Pierre Mornet(フランス)
ピエール・モルネ

「Choses qui font peur」
心配させること
pie1 フランス語

とてもオモシロイ本です。主人公は少女なのですが、少女が怖がるようなお話が書かれていて、文字の次ページを開くと、物語からイメージした絵がでてきます。その絵がすごくいい、が、少し恐いのです(まあ、タイトルが「心配させるお話」ですからね)。非常に絵が上手です。きちんとアカデミックな絵の勉強をした人と思います。デッサンにしても、色の塗り方にしても、自己流ではありません。本屋さんで、この本以外にも、この作家の本が何冊かみかけます。この少女のように女性をテーマにした作品が多いのですが、東洋的で、憂いがある顔の作品が目に焼き付きます。オレンジ色が、あたたかい体温を感じさせますが、同時に不安ももたらせます。この作家は、ひとつの色で、深い物語が語れる才能を持つ優秀な作家のひとりです。
1972年、フランス生まれ。KENZOの香水パッケージに、この作家のイラストが使われました。

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