ヨーロッパの一流イラストレータ イタリア、フランス、ベルギー、ドイツで活躍中のアーティストを紹介
   
 

鳥たちがまとう衣裳の美しさは、まさにオペラ!豪華な絵本。

| 2015年10月30日 16:38 | 吉村正臣 |

Vanessa Hié ヴァネッサ・イエ (フランス) L’opéra Volant 空飛ぶオペラ l'opra表紙 フランス語 翻訳付 出版社:RUE DU MONDE

イラストレーターのヴァネッサ・イエは、1974年パリ生まれ。フランス国立応用工芸美術学校で学びました。これまでに数十冊の絵本を出版しています。油彩、チョークなどさまざまな画材、さまざまな道具と紙を選び、組み合せるのが特長です。 彼女の代表作となるこの絵本は、歌うこと、演じること、踊ることに魅せられた鳥たちの物語。

生まれたときから「自分はアーティスト」と自負してやまない主人公のオアゼル。同じアーティストの鳥たちとともに、世界中でオペラを上演し、ほかの鳥たちに見せようと奮闘します。鳥たちがまとう衣裳の美しさは、まさにオペラ! 大型絵本ならではの迫力があります。

エキゾチックというかミステリアスというか、とてもいい絵です。鳥が見事に擬人化されています。楽しそうな顔、優しい顔、こわい顔、注意深く描かれています。洋服がすばらしい、デザインも、模様も、色彩も。オペラの出演者ですから、クラシックな衣装を、モダンにアレンジしています。こんな洋服、おしゃれな人に着てほしいですね。木々や花もいい色をしています。 描き方は、繊細に鳥の顔や洋服を描いています。細い鉄のペン軸を使ったような鋭い線。不透明水彩でしっかり塗った絵の具面。コラージュも一部使われているのかな。CG処理もあるよう。また、空、地面など広い面は大胆に描かれ、繊細さを引き立てています。 パリの見本市で、注目された絵本だけのことはあります。

≪翻訳の一部≫  翻訳:泉 りき

大きくなると、オアゼルは日々、自分がアーティストだと感じていました。 ふざけて、森を飛び回るのが得意でした。 感じたことを言葉にすると、空へ飛んでいきます。 やっかいなのは、くちばしを開けて歌うときです。 頼むから、歌うのはやめてほしいと、まわりから言われます。 「もう、やめてって。ヘンだよ。固いものを飲み込んで苦しんでる、ニワトリの声みたい」 ツグミはあきれ顔でいいました。

l'opra2-80

l'opra12-80l'opra13-80l'opra4-80

l'opra8b

すみません。売り切れました。
よろしければお取り寄せいたします:http://illust-euro.ocnk.net/product/259

お届けは約1ヵ月後となります。ご了承ください。