ヨーロッパの一流イラストレータ イタリア、フランス、ベルギー、ドイツで活躍中のアーティストを紹介
   
 

モノクロばかりか、色彩のある絵、彫刻、マンガまで描きます

| 2018年01月20日 07:46 | 吉村正臣 |

Luca Caimmi ルカ・カイミ (イタリア)

1978年、イタリア東部のファーノ生まれ。ウルビーノ美術学校の絵画部門で学び、その後アカデミーを卒業した。ボローニャ国際絵本原画展1998年と1999年にラガッツィを受賞等、若くして才能を認められました。その後、イタリアやフランスでの展覧会に招待され、絵画、イラストを出品しています。また、新聞・雑誌にマンガ作品も提供し、話題を呼びました。

さらに現在は、彫刻を積極的に制作するにいたっています。イタリアの、古くからの陶器の生産地として有名で、ルネサンス期にはマヨリカ焼きの技術を発展させるなど、ヨーロッパの陶芸において大きな役割を果たした町・ファエンツァのワークショップでコラボレーションを実現、注目作家にあげられています。ヴェネツィアで開催される第54回国際ビエンナーレ(2011年)「Pavillon de l’Académie」に出展。現在は、ミラノの有力画廊がつき、意欲的に制作活動を行っています。

ここでとりあげるのは、モノクロの作品としました。もちろん色彩のすばらしい作品があります。彫刻もいいのがあります。が、モノクロが一番特徴的ですし推薦できます。黒い背景の中に白で描いています。具象画なのですが、抽象画のような不思議さがあります。ミステリアスな物語が、また漠然とした怖さ、不安感をもたらせます。精密に塗り上げながら、大胆な筆致で塗り上げる“うまさ”を感じる絵です。白で描いた荒い部分があるから、黒い背景が、さらにぐんと深さを示すのでしょう。水墨画のようなよさがありますね。日本画のようでもありますね。実力のある作家ですね。

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