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イラストとマンガの中間、1点に中に連続物語を生む

| 2018年01月04日 09:00 | 吉村正臣 |

Annabelle Buxton アナベル・ボクストン (フランス)

1986年にイギリスのベイジングストークで生まれたが、フランス国籍です。パリのエステエンヌ美術学校で鉛筆デッサンを学び、有名なストラスブールの高等装飾美術学校を卒業、インクによる作画に興味を引いたようです。彼女は、フランダースの絵画やコミックのバスター・ブラウン、幻想的なものにインスピレーションを引かれたと述べています。イラストと連続画(マンガのようなもの)の中間に位置するような作品を作り、しかも詩的な感覚を風変わりにイメージします。現在はパリで、新聞のイラスト、BD(フランスのマンガ)、広告イラスト、絵本制作にいそしんでいます。2011年、アルザスの芸術アカデミー賞「ヤングタレント賞」を受賞しました。

一画面に、連続する出来事を描き込もうとする作品がこの作家の特徴です。ファンタスチックな事物や、コミカルな形象などを、一見科学的に配置し見せていくのが上手です。この方法は、簡単そうに見えるが、色、形、視覚上の計算ができていないと不自然なものになります。画面構成が、まったく自然に、違和感なく見えるのは、やはり上手な証なのですね。たくさんの絵本を出し、パリの絵本見本市サロン・ド・リーブルの人気作家です。

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