パリで見つけたイラストレーション＝エマ・ラーソン

｜ 2021年04月28日 09:00 ｜ 吉村正臣 ｜

Emma Larsson エマ・ラーソン(スエーデン）

スウェーデン・ストックホルムを拠点に活動するアーティストです。zebrakadebra名でも活動中です。独学で絵を学び、色彩の美しさで、野性味あふれる自然やこわれやすい夢の風景を描いています。油彩、アクリル絵の具での作品に加え、水彩画の表現力に定評があります。慣習やルールとは無縁の新たなフォルムやパターンを追求しています。2018年から2019年にかけて、ロンドンを拠点とするファッションブランドCOS（コス：H&Mのハイブランド）の一部店舗で、彼女の作品が展示されました。

色彩が鮮やかなコントラストで、とても美しいです。単純なフォルムですが、人や、動物、植物らを思わせ、ユーモラスな形が描かれます。具象画でもなく、事物が抽象化され、形の美しさ、楽しい、奇妙さが強調されています。見て、一瞬、「きれいな」、とか、「オモシロイな」とか、「なんだろう？」とか、思うことでこの作品は成功していると思います。感覚で見て欲しい、理屈ではありません。

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