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パリで見つけたイラストレーション:オラフ・ハーイェク

| 2021年09月17日 10:00 | 吉村正臣 |

Olaf Hajek オラフ・ハーイェク(ドイツ)

ドイツ出身のアーティストです。デュッセルドルフ専門大学でグラフィック・デザインを学びました。卒業後、アムステルダムでアーティストとしての活動を開始します。現在はベルリンを活動の拠点とし、世界各地のエージェントと契約しています。アフリカ、南米の民俗芸術やインドの宗教芸術に影響を受け、さまざま動植物や各地に古くからあるシンボルを作品に取り入れ、繊細で鮮やかな色の作品に仕上げています。2019年には、パリのフレグランスブランド「ディプティック」(diptyque)とのコラボレーションで、フレグランスキャンドルのパッケージを描いています。

民族芸術や原始宗教に興味を持ち、取り組んだことで、そのエネルギーを学び取りました。元来、絵の上手な人だけに、構図的にも、色合いも、独特の世界を作り出しています。画面に向かっただけで、あふれる原色、そして輝く色彩、そして描かれたモデルの人々に強いパッションを感じます。描かれている花々は、熱帯のものでしょうか、見るからに強い香りを放っているようです。そして一方、民族的な物語を題材にし、工夫のある構図の作品作りにも挑んでいます。創作力のある作家です。

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