プロフィール

自らの絵本は自らの文章で仕上げます。シュールレアリストと呼んでよいでしょう。重厚で美しい下地を作り、その上に、非常に繊細な筆使いで、物語や装飾的事物が描かれます。
筆致は細く消え入る瞬間まで神経が行き届いています。また、絵にちなんださまざまな小オブジェをコラージュして、精巧さをさらに際立たせるとともに、異様さときらびやかさを倍加させています。クラシックな作風の中に、幻想的で、まったく非現実なのですが、これから何か始まるという予感でどきどきさせる作風です。新作が話題になる作家のひとり。

1985年　ブラチスラヴァ世界絵本原画展･大賞
1987年　ボローニャ国際絵本展ラガッツィ賞･特別賞
1989年　フランス文化省ソルシエール賞(絵本部門)
1995年　ボローニャ国際絵本展ラガッツィ賞･大賞