よい作品がそろった、ボローニャ国際絵本原画展 2015
| 2015年04月07日 09:30 | 吉村正臣 |
ボローニャ国際絵本市、および国際絵本原画展は
3月30日~4月2日 イタリアのボローニャで開催。
大胆で個性的な「発想」と、「絵画力」が合体したところに、いい作品が生まれるようです。CG(コンピュータでダイレクトに描いたもの)や、コラージュ作品は、発想から見ればユニークでおもしろいのがありますが、絵画力から見れば弱いものが多い。今年は、手描きでしっかり緻密に描いたものが多く、作者の熱意が伝わりました。ただ、寸法の小さい作品があり、こじんまりした感がありました。
以前から、ここにも書きましたが、韓国の作家たちの勉強ぶりが成果を上げているよう、海外に目を向け視野の広い絵が登場、りっぱです。
また、数年前にヒットした作品の作風に似たものが、どっと出てくるようで、この展覧会にもありました。
同時に、パリの絵本店を回りましたが、昨年ボローニャで大賞を受けた作風の絵本が目に付き、「なんてコピーが上手なんだろう」と、思ったのです。
ボローニャ国際絵本原画展 2015 入選作から 注目した作品より
DAVID DANIEL ÁLVAREZ HERNÁNDEZ / Mexico
MALGORZATA GUROWSKA / Poland
NADINE PEDDE / Germany
NATALIE PUDALOV / Israel
MARIE YAÉ SUEMATSU / France
ELISA TALENTINO / Italy
KAMILLA WICHMANN / Denmark
LIAN-EN LIN / Taiwan
BENJAMIN GOTTWALD / Germany