ヨーロッパの一流イラストレータ イタリア、フランス、ベルギー、ドイツで活躍中のアーティストを紹介
   
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『顔』をテーマに、さまざまな顔を描いています。

| 2017年12月08日 11:04 | 吉村正臣 |

Christian Pieroni クリスチャン・ピエロニ(フランス)

1949年、フランス・マルセイユ生まれ。マルセイユの美術学校と美術学校マーゲリット・アラードのコースで学びました。1996年のボローニャ国際絵本市コンクールの入選作家です。

木、金属、キャンバスに描きます。また、テラコッタ彫刻の作品も多く、動作にスピード感のある豊かな肉体を表現。彼の作品は、優しさ、悲しみ、時には伝統や習慣にこだわらない自由奔放な感性があり、評価を受けています。作品は、ほぼ毎年、パリ、ミュンヘン、チューリッヒ、ブリュッセル、カンヌなどで展覧会を開催。また彫刻の1つは1994年にカンヌ映画祭に出品され好評を博しました。2016年には、南仏ムーラン、パリ、モナコなど展覧会ラッシュでした。アカデミックな描き方ですが、楽しい絵です。

イラストレーターとして、わかりやすく誰もが楽しめる絵を描いています。とてもドラマチックな作品があり、映画のワンシーンのような闇を見る絵もあります。と同時に、マンガタッチもあり、トリッキーな工夫をしたものも。中には、ファインアートに挑戦した、美術作品も描いています。
これがみんな「顔」なのです。顔がさまざまに変形され、私たちに迫ってきます。ユーモアのある顔もあります。
彫刻も、顔を中心とした人体がテーマになっています。いい作品があります。
最も身近にある顔が、多様に「料理」されるのですね、作家は40年あまり、この作業を続けているのです。えんえんと同じテーマ視点で描くことも、その人となりが感じられ、すばらしいと思いました。

●1996年のボローニャ国際絵本市コンクールの入選作

christianボロ

●以後の作品

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