ヨーロッパの一流イラストレータ イタリア、フランス、ベルギー、ドイツで活躍中のアーティストを紹介
   
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色鉛筆だけでもこれだけ表現できるのだと感心します。

| 2022年08月13日 05:00 | 吉村正臣 |

Altan アルタン (イタリア)

Emilio
エミリオ

イタリア語 翻訳付
出版社:Nuages

 

Altanことパオロ・ダルタン(Paolo d’Altan)はイタリアのイラストレーター、コミック作家です。作品はイタリア・イラストレーター協会年鑑にも収録されています。2003年トリノで開催された国際イラストレーション・コンペティションで最優秀賞を獲得。2011年イタリア・アンデルセン賞・最優秀イラストレーターに選ばれました。2019年からミラノ国際コミック学院のアーティスティック・ディレクター兼イラストレーションコースのコーディネーターを務めています。

小さな男の子・エミリオが、見るものすべてに興味を持ち、はてしなく空想します。お母さんやお父さんから、さまざまな自然の不思議を聞きます。すべてが発見に満ち、子供の世界を広げます。
エミリオが、もうひとりのエミリオに出会います。本の最後のページで、窓辺に座っているのがもうひとりのエミリオで「空と大地に大きなへだたりはないよ」と言いました。
主人公のエミリオにはうまく説明できませんが、ことばの意味を次のように言い換えたのです。「飛ぶよりも歩くほうがいいね」と。
子供が自然への興味や成長していくようすが描かれています。

色鉛筆の塗り方がとてもきれいです。目の粗い紙に一定のピッチで、事物によって塗り方を工夫しています。芝生や草は生える方向に従って、鉛筆を動かします。光のあたる部分は浅く塗り、影は濃く、さらに他の色を重ね深い色合いにします。
単色だけで濃い部分から極淡い白い紙の地を生かしたグラデーション、線描きで何色も重ねた重厚な深い色、美しい作品に仕上げています。

<翻訳の一部>    翻訳:泉 リキ

これは、主人公のエミリオが、もうひとりのエミリオに出会うお話です。どちらも男の子です。この本の最後のページで、窓辺に座っているのがもうひとりのエミリオで「空と大地に大きなへだたりはないよ」と言いました。主人公のエミリオにはうまく説明できませんが、ことばの意味を次のように言い換えたのです。「飛ぶよりも歩くほうがいいね」と。

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