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鮮やかな色彩で新しい風景画に挑戦、が、伝統がにじみ出る

| 2018年08月24日 09:30 | 吉村正臣 |

Max Ducos マックス・ドゥコ(フランス)

1979年にボルドーで建築家の父親とアンティーク・ディーラーの母親に生まれ、幼少時代から絵が好きでした。ボルドー美術学部を学んでいます。また、パリのフィリップ・フレグナック・ギャラリーで定期的に作品を展示。 同時に、パリの装飾美術学校(ENSAD)でイラストレーションを学びました。 2004年にボローニャ国際原画展に入選。2006年には出版社Sarbacaneで最初のアルバムを出版、国際的に成功。2008年にPrix des IncorruptiblesとPrixVersèleを受賞しました。
本質的には自分自身に芸術的な定式化を繰り返さないように意欲的に描き続けています。
ボルドーに住み、定期的にパリと、ボルドー南西の海岸の町アルカションで絵を展示しています。

建築家の父親の影響か、モダンな建築イラストが建築雑誌の表紙を飾っています。テクニカルイラストにも才能を見せていますが、さらによい作品は、風景画があげられます。パースを生かしながらも、伝統的風景画を自分流に昇華させています。パースで作られる奥行き手法を、別の手法で風景の描き方を追求しているよう見えます。そのひとつは色彩による風景の再現でしょう。
ビニール塗料と思われますが、光沢性のある絵の具を使った鮮やかな色彩の風景に定評があります。

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