ヨーロッパの一流イラストレータ イタリア、フランス、ベルギー、ドイツで活躍中のアーティストを紹介
   
 

マンガ(バンドデシネ)と、異なったイラストの世界

| 2018年02月17日 06:45 | 吉村正臣 |

Benjamin CHAUD  バンジャマン・ショー (フランス)

1975年、フランスのオート・アルプ地方ブリアンソン生まれ。スキー選手を夢見ていましたが、高校卒業後はパリ応用美術学校、ストラスブール装飾美術学校のイラストレーション科創設者で作家のクロード・ラポワントに学びます。絵本作家としてAlbin Michel, Actes Sud, Héliumなど著名な出版社から絵本を出版。どこか怪しげな動物を主人公にした作品が多く、とりわけゾウの主人公が活躍する”Pomelo”シリーズは、18カ国で翻訳出版されています。1999年ボローニャ国際絵本原画展入選、2015年には同原画展の審査員に選出。さらに2015年絵本Une chanson d’Ours(英語タイトルThe Bear’s Song)でニューヨーク・ソサエティ・オブ・イラストレーターズから金賞を授与されました。都会の喧噪を離れ、フランス南部のドローム県で暮らしています。

線で描く絵が巧みな人ですね。精密にリアルに描いているのですが、楽しくデフォルメをして愉快な画面を作っています。絵本のオーソドックスな分野の一角を守りながら描いています。これだけ一定に長く描けば、ひとつの世界が生まれてきます。画面構成が単純です。その中に、意外な形状の事物がうごめいているように描かれます。大きな枠組みがしっかりしているのでごちゃごちゃ感がありません。安心して、うごめく様々なモノをひとつずつ見ることができます。この構成をしっかりさせることで、いわゆるマンガ(バンドデシネ)と、少し違ったイラストの世界が作られているようです。

1番目の作品はボローニャ国際絵本原画展入選作品

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