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カラフルさが際立つ強い絵。装丁での色使いも注目。豪華な絵本。

| 2019年01月14日 23:30 | 吉村正臣 |

Carll Cneut  カルル・クヌート (ベルギー)

un million de papillons
百万匹のチョウ

un million表紙600

フランス語 翻訳付
出版社: PASTEL

1969年生まれ。サン・リュック美術学校でグラフィックを学びました。広告業界で仕事をしたのち、2000年ぐらいから子供向けの本を出版。人気作家となりました。ブラチスラバ世界絵本原画展「金のリンゴ」賞、ボローニャ・ラガッツィ賞など、主要な絵本賞を受賞しています。パリの本屋さんにはたくさんこの作家の本が並んでいます。

主人公はオスの子ゾウ・ヴラディミール。ある夜、おびただしい数のチョウを目撃します。それを知った両親は、ヴラディミールを旅立たせます。いったいどこへ行けばいいのか?そんなヴラディミールを導くのが、チョウたちでした。チョウは不思議なことに、ほかの誰かがいるときは現れません。両親がむりやり旅に行かせたのはなぜ?ヴラディミールは、その答えを考えます。自分で考え、答えを見つけようとするヴラディミールの旅は、おとなになるための試練と喜びに包まれています

カールの絵は、動物のデフォルメが特徴的ですね。この絵本の像の親子は、きっとご覧になられたことがあるでしょう。それと服装の色と模様。鮮やかで、とくに赤がキレイです。擬人化された動物たちの集まっているシーンは、見開きで描かれ迫力があります。それぞれの表情がおもしろいです。蝶が集まる場面も見開きで、形がさまざま。また黒地に赤い蝶が。カラフルさが際立つ強い絵になっています。装丁での色使いも注目。豪華な絵本に仕上がっています。

≪翻訳の一部≫   翻訳:泉りき

子ゾウのヴラディミールが、最初にチョウの群れを見たのは、真夜中のことでした。頭のまわりを、無数のチョウが飛んでいました。
金色、縞模様、星をちりばめたもの、ジグザグの稲妻模様、記号の, ? ( )が描かれているチョウが、あちこちを飛び、ゆらゆらしたり、くるくると回っていました。
ほかにも、テントウムシのような斑点模様、旗のようにカラフルなチョウ、羽根をベールや布や花で飾り立てたチョウもいました。うれしそうで、なんでも興味があって、遠慮のないチョウでした。その中に、とても珍しい、東洋のオオシロチョウまでいました。

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この絵本のお問い合わせは:http://illust-euro.ocnk.net/product/324
ご販売・発送は『下北沢 pecheペッシュ』となります。