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永遠に美しくあることにとらわれた、花のお話です

| 2015年08月12日 09:00 | 吉村正臣 |

Marie Desbons マリー・デボン(フランス)

Marguerite
マルグリット-永遠に美しく

Marguerite表紙

出版社: Editions les buveur d’encre  フランス語 翻訳付

作者は、ポワチエとグルノーブルで学び、リヨンにある広告代理店でグラフィックデザイナー、アートディレクターを務めました。現在はフランス西部・ブレスト在住。絵本のほか、文具や雑貨のイラストを描いています。絵本「イワン王子と灰色のおおかみ」が、イラスト・ユーロで人気になりました。

永遠に美しくあることにとらわれた花・マルグリット(マーガレット)のお話です。摘まれたり、風で飛ばされたり、枯れてしまうことを極端に恐れ、殻に閉じこもるのですが、周囲や世間に目を向け、自分以外の価値を認めることで、はじめて生きる喜びを見つけます。見た目や外見について、考えさせてくれる絵本です。

楽しいイラストですね。きっと日本の人も大好きになるでしょう。小鳥や草花のデフォルメが自由で大胆、ここまでできると、単にカワイイイラストの域を超え、強い個性となっています。また、力のある絵として認めざるを得なくなります。

それは、色彩を多様に使いながらも、よくまとまり、乱暴になっていない。また、野放図に一見見える構成の中に、細部にわたって繊細に描き込まれた細やかな模様など、関心するぐらい丁寧だからです。特に、花を擬人化した顔の表情が見事!

絵本の表紙裏には、フランス語で恋占いのことばがつづられています。花びらをちぎりながらje t’aime(私はあのひとが好き) un peu(あの人は私を少し好き) beaucoup(とても) passionnément(情熱的に) à la folie(狂おしいほど) pas du tout(ぜんぜん好きじゃない)と唱え、最後の一枚を散らすときに唱えたことばが相手の気持ちだとか。

≪翻訳の一部≫   翻訳:泉 りき

夜が明けて、朝のかすかな光がさしこむと、マルグリットは朝露に映る、自分の姿にうっとりします。マルグリットの美しさは、毎日かわることがありません。まばゆいばかりに輝き、繊細で、エレガントな自分の姿に、喜びでいっぱいになります。これほどまでの美しさを与えてくれた天の女神に、マルグリットは感謝してやみません。

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