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パリの絵本見本市2012 新しい芽を見つけました

| 2012年12月14日 18:12 | 吉村正臣 |

Salon du livre et de la presse jeunesse Seine-Saint-Denis
パリの絵本見本市 11/28〜12/3 開催

サイン会1

パリの絵本見本市、これは私の呼び方で正確には、パリ市に接するセーヌ・サンドニという街で開かれています。
フランスの出版社に混じって近隣の国からも出展しています。ボローニャほどだい規模ではありません、また、新人コンテストもないのですが、各出版社が作家を招いて、サインをしたり、お話ができたり、絵と読者とがすごく近い関係にあるような雰囲気がします。また、子供が学校単位、また家族連れで参加しています。規模が小さいので、とても見やすく助かります。

今年の、絵本は・・・
今までよく売れた本や作家の、最新版が出ていました。ここで紹介した作家たち、エリック・ピュイバレ、イザベル・シャトラー、イタリアのオクタヴィア・モナコ、スイスのエマニュエル・ウダールなどなどの新作にも会えました。フレデリックの話題になった「lunaparc en pyjamarama」の第3作目が随所で目につきました。

本1本2

とくに・・・
今年、注目したのは、マンガとアートのコーナーが特別に設けられていました。このマンガコーナに、コマ割りのない、日本人の常識からいうとマンガではなくイラストレーション分野に属すような作品がたくさんありました。文章のないものもあり、絵を見てストーリーを読者に感じさせるように仕向けています。画集のような効果もあります。たいへん自由で実験的で、斬新でした。
よい作品を見つけましたので順次紹介していきます。

fourmi表紙-1

女

赤井町

花