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貧しい人々を保護した聖マルティヌスをベースにした寓話

| 2026年02月01日 05:00 | 吉村正臣 |

Manuela Marchesan マヌエラ・マルケサン(イタリア)

Il mantello di Martino
マルティーノのマント

イタリア語:翻訳付
出版社:San Paolo Edizioni

マヌエラ・マルケサンは1961年、ボローニャ生まれ。ボローニャ美術大学卒業。長年にわたり、ボローニャ・チネテカ※で歴史的映画ポスターのコレクションをキュレーションする傍ら、児童向けイラストレーターとしても活動。銅版画の制作にも没頭。版画や印刷の世界、そしてボローニャ市図書館のグラフィックデザイナーという現在の仕事と、多様に活躍しています。
(※ボローニャにある世界的に有名な映画アーカイブ・映画館で、古い映画の修復・保存・上映を行い、映画文化の振興で知られています。)

文章は、アルベルト・ベネヴェッリは、児童書や短編小説を専門に執筆。作品は、フランス語、ドイツ語、オーストリア語など各国語で翻訳されています。

物語は、キリスト教の聖マルティヌスの物語にちなんだものとされています。

音楽家たちが町にやって来ました。人々はお礼をしません。マルティーノは100個のリンゴを渡しました。翌年、再びやって来たので、30個のリンゴを差し出しましたが、彼らは腹を立てました。時が経ち、マルティーノは成長しました。ある日、彼は馬に乗っていて、凍え死にそうな貧しい人に出会い、彼は自分のマントの半分を彼に与えました。すると、たちまち太陽が輝き始めました。

小さくて薄い本です。子ども達に、大昔からの道徳や教えをわかりやすいお話として伝えます。キリスト教の聖者の物語の伝承お話のベースになって、このような絵本になって、何冊も出版されています。
キリスト教の教えを知らない人にとっては、とてもわかりやすい心温まる寓話として触れることができ、好感の持てる小作品です。イラストは、イタリアらしい絵となっています。

<翻訳の一部>  翻訳:南乃 まあ

マルティーノはある町の郊外に住んでいました。
彼の畑には大きなリンゴの木があり、素晴らしい実をつけます。
「マルティーノのリンゴは今まで食べた中で一番美味しいよ」と人々は言います。
「私の木のリンゴは本当に美味しくて特別なんだ」とマルティーノは誇りにしています。
そして彼は、王様が貴重な宝物を守るように、自分のリンゴを大切にしていました。

ある日、音楽家たちが町にやって来ました。
マルティーノは彼らの演奏を聴き、その音楽に魅了されました。
明るく、リズミカルで、夢のような音楽です。
演奏が終わると、観客は去りました。
残ったのはマルティーノだけでした。
彼は音楽家を尊敬し、彼らに会いたいと思いました。
「きっと彼らの人生は喜びに満ちているだろう。」

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