ヨーロッパの一流イラストレータ イタリア、フランス、ベルギー、ドイツで活躍中のアーティストを紹介
   
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小鳥たちが愛らしい!さまざまな表情を見せてくれます。

| 2026年03月30日 05:00 | 吉村正臣 |

Maria Battagliaマリア・バッタリア(イタリア)

les rouges-gorges
コマドリたち

フランス語:翻訳付
出版社 Syros jeunesse

マリア・バッタリアは、小学校教諭を経て、イラストレーションを本格的に学ぶため、ミラノのヨーロッパ・デザイン学院に入学。イラストレーションを学んだ後、子供のための絵本を中心に活動。主にイタリアとフランスで作品を発表。ブラティスラバ国際絵本原画展やボローニャの常連でした。「魔笛」はアンデルセン2000年最優秀イラストレーション受賞。
イラスト・ユーロのコーディネートで小澤征爾氏のオペラ公演のメインビジュアルに作品を提供。スローフード発祥の地、ブラに住んでいます。バルセロナ、テヘラン、台北での展覧会や、テレビの国際展覧会でも活躍しています。

この絵本では、小さな鳥たち(= rouges-gorges、ヨーロッパコマドリ)が登場します。鳥たちが互いに見つめ合っているうちに、自分たちの喉の部分にある美しい赤い(赤い胸の部分)に気づきます。その赤い色は 近くの木にある赤い実(ベリー)と同じ鮮やかな赤さで、鳥たちはその色を見比べたり、不思議に思ったりしながら楽しんでいます。物語は色や発見の喜びを通して、自然の美しさや小さな生き物たちへの興味を引き出す内容になっています。

この絵本は、マリア・バッタリアさんが絵本作家になった初期の頃の作品です。
文章はとてもシンプルで、絵(イラスト)が中心の構成です。小鳥たちが、とてもかわいく、愛らしい!さまざまな表情を見せてくれます。木々や、風景もシンプルですが、緻密に描かれ、上品なイラストとなっています。
自然や鳥に対する興味を引き出す内容で、幼い子ども、色や自然への興味を深めながら楽しめる作品。小さなサイズと厚めのページは、幼児でも扱いやすい仕様です。

≪翻訳の一部≫  翻訳:南乃まあ

昔々、ここからそう遠くないところに、鳥たちの集まる木がありました。
春になると、つぼみが開き、香る空気の中を飛び回り、葉っぱの中で遊んだり、
風に揺られて枝の上でぶら下がったりするのが気持ちよかったです。
夏には、太陽の熱さの中で、黄金色の種や昆虫、おいしい果実のごちそうを食べました。
秋の雨とともに冷たい風が吹き始め、葉は黄色く色づき、やがて散り始めました。
多くの鳥たちは春を求めて、どこか別の場所へと旅立ちました。

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