切り絵本で有名になった、セバスチャン G. オルシーニの新作

｜ 2022年06月10日 05:00 ｜ 吉村正臣 ｜

Sébastien G. Orsini セバスチャンG.オルシーニ (現・南仏在住)

LES AVENTURES D’ALICE AU PAYS DES MERVEILLES
不思議の国のアリス

文字のない絵本

切り絵本で有名になったセバスチャン G. オルシーニの新作、切り絵本『不思議の国のアリス』。
大好評で追加注文をしていましたが、手作り部分が多く大量生産ができません。今回、わずかですが送ってもらえました。当方には、この分で最後となります。
ご存じ『不思議の国のアリス』は、イギリスの数学者チャールズ・ラトウィッジ・ドジソンがルイス・キャロルの筆名で書いた児童小説。1865年に出版され、今年は150周年となります。
アリスが白ウサギを追いかけて不思議の国に迷い込み、しゃべる動物や動くトランプなどさまざまなキャラクターたちと出会いながらその世界を冒険するさまを、繊細な切り絵で表現しています。

出版社によると、作家との制作過程のやりとりは大変、美しく見せることに対して頑固にこだわり続けた。流れるような線の切り抜き、細かいところまでの細工を見ていただきたい･･･＜児童文学の金字塔を、作家の視点で表現した作品＞と紹介。
作者は、フランスの若手作家です。フランス・リヨンのエミール・コール美術学校で学びました。この学校は、絵画、デッサン、デザイン、イラスト、webなど幅広く教育しています、ここの最優秀賞を取り卒業。2010年、ボローニャ国際絵本原画展に入賞し、入賞作品がそのまま出版、野生の動物をリノリウム版画で表現した<DANS LE MYSTÈRE DES ANIMAUX SAUVAGES>でデビュー。
第2作目は、グリム童話の「ブレーメンの音楽隊」を繊細な切り絵作品にし、大ヒット。絵本界に切り絵ブームを作りました。

すみません、売り切れました。お取り寄せもできません。申し訳ありません。