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フランスの人気作家、エリック・ピュイバレの絵本、CD付です

| 2020年06月28日 19:32 | 吉村正臣 |

Éric Puybaret エリック・ピュイバレ(フランス)

Mon prénom, une histoire Théo
ぼくの名前はテオ

フランス語 翻訳付
出版社:Fleurus

CD付

パリ出身のイラストレーター、エリック・ピュイバレ(1976年生まれ)。パリ国立高等装飾美術学校でイラストレーションを学びました。1999年ボローニャ国際絵本原画展に入選。フランスの有名出版社から絵本を出版し、子どもからおとなまで多くの読者を獲得しています。日本では2004年「月と少年」が出版されました。柔らかい色調で描かれるイラストが、幻想的で夢のような世界を創りあげています。

このCD付き絵本は、フランス人の名前の由来や物語を紹介するシリーズの一冊です。

フランスではThéo(テオ)は、ベスト10常連の人気のある男の子の名前です。語源はギリシャ語の「神」です。物語は主人公のテオが、自分の名前に興味をもったことからはじまります。ペガサスに乗って、ギリシャ神話の神々がいるオリンポスに向かいますが、小さくて恥ずかしがりのテオを、神さまたちはさんざんいやみを言い、追い返します。それを助けたのが、不思議な森に住むケンタウロス、ファウヌス、サチュロスらの創造主たちでした。自分は何もできないとすっかり自信喪失していたテオでしたが、人間が培ってきた英知に気づき、旅を終え、家に帰ります。
フランスの人気作家です。ファンタジックな絵を描きます。浅い色のページがつづく、そして深い色のページがふと出てきて、飽きさせない。また一点の絵にもコントラストがほどよくありきれいですね。とくに、色がなめらかに移行するグラデーションが美しく、詩的です。たいへん繊細に描かれている木や葉は空気感を感じさせます。

≪翻訳の一部≫ 翻訳:泉 りき

翼のある使者
テオは走って学校から家に戻る。休憩時間、モハメドが自分の名前は「神に仕える者」という意味だと言った。アンジェリックは、天使を意味する名前らしい。テオも知りたくなった。この名前、何を表しているの?
家に戻るとすぐ居間に行き、おかあさんに学校であったことを話し、テオの名前の由来をたずねた。「モ、それだけ?じゃあ、ぼくは神さま?」おかあさんは笑いだし「小さな神さまってところね。当時のギリシャには、たくさんの神様がいたの。調べてみましょうか」そう言って、書斎から革の表紙の分厚い本を持ってきた。おかあさんが椅子に座り、テオをそばに呼ぶ。はじめのページには、金の文字で「ギリシャの神々」とある。小さな神さまのお話に、テオはわくわくする。

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